CDショップでバイトしたい人必見!!〜元タワレコ店員が語る〜【職務内容編】
CDショップの仕事について、【面接のポイント】【職務内容】【どんな人が向いているか】を伝える、第二弾である。
前回も説明したが、私は大学生の頃、タワーレコードでアルバイトをしていた。今は30代なので約10年前のことになる。その当時を思い出しながら書こうと思う。
今回は、私がかつて働いていたCDショップの仕事の【職務内容】を書いていきたい。
前回【面接のポイント】に関して記載したので、興味のある方は是非、読んでいただきたい。
over30dotherock.hatenablog.com
over30dotherock.hatenablog.com
早速、私が当時どのように働いていたのかを思い出しながら書いていく事とする。
まず、タワーレコードの雇用形態は3つある。
店長(正社員)、準社員、アルバイトである。
準社員という、正社員見習いのようなポジションがあるのが、他とは違う特徴だ。
店舗によって異なるが、邦楽、洋楽、クラシック等の各コーナーの長を務めるのが、準社員の立ち位置と考えて良いだろう。
アルバイトは、店長から直接ではなく、準社員からの指示で動くのが基本だ。
【面接のポイント】にも通じる部分もあるが、店長は採用の際、この準社員とこの人なら仲良くやれるだろうという部分も加味しているのだと思う。
話が脱線してしまったが、【職務内容】として3つの業務がある。
- レジ打ち
- 商品管理
- 問い合わせ対応
一つずつ説明していこう。
レジ打ち
これに関しては言葉の通り、お客さんが持ってきた商品を会計する作業。通常のレジ打ちと異なる点といえば、CD・DVDの予約処理と特典引渡し作業があることだろう。
予約されたものに関しては、CD入荷時に検品しており、すでにレジ近くにある為、顧客の名前と番号を確認し探して、レジに通す。これは単純作業であり、簡単である。
面倒なのは特典を探す作業だ。
CDを買ったときに、シールや缶バッジ、ポスター等がついてくる場合があると思うが、種類がとにかく多いのだ。
例えば、AKBのシングルが新譜で出たとする。ジャケットや収録曲の違うタイプがA・B・C・D、4タイプある。この時点でややこしい。
A〜Dのそれぞれに異なる生写真の特典があったりする。想像はつくだろう。かなり大変な作業である。
とはいえ、私のいた店舗はひっきりなしに混んでいる訳ではなかったので、レジが暇な時もあった。そういう時は、ポスターを巻く作業だったり、POPをカッターで切る作業をしていた。
その中でも一番楽しかったことがある。
それは店内BGMを決めることである。
新譜の中から一枚を決めて、流す。決定権はレジ担当者にあった。ほとんどの人は自分の趣味に近い音楽を流す。
perfume好きの先輩はレジに立つ2時間、ずっとperfumeのベストアルバムを流し続け、準社員さんに怒られていた。やり過ぎ注意である。
商品管理
商品管理といっても、作業は様々だ。
まずは、入荷された商品を店のものとして登録する、いわゆる検品作業。
次に万引きがないかを確認する作業。
そして頻度はあまり多くないが、棚卸し作業である。
日々の業務で一番時間を割くのは、準社員さんが出してくれるリストを見ながら、店舗内で商品の枚数がきちんと揃っているかチェックする万引き確認作業である。
意外と万引きは多い。月一回くらいのペースで枚数が合わないことがあった。
このアーティスト、こんなにアルバム出してるのか、などと考えながら作業していたので、全く苦ではなかった。
問い合わせ対応
お客さんが探しているものを探す、予約の受付、売り場の案内などは、このアルバイトの醍醐味だろう。売り場の装飾を手伝うことはあっても、商品紹介のPOPを作成する仕事は私の店舗では準社員以上がやるものであった。
自分の音楽的知識を生かせるのはこの部分であると頑張って接客していたのを覚えている。
実際は、お客さんから教わることも多かった。女王蜂やクリープハイプなど、今では割と有名なバンドは顧客からの問い合わせで初めて名前を知った。
タワレコでは、音楽に対して、かなり情報の早いお客さんと接客することも出来るのだ。
【職務内容】に関しては上記に書いた通りである。最後に【どんな人が向いてるか】を書こうと思っている。最後のパートこそ私が伝えたいことを多く書くつもりだ。
今回は、少し堅い内容になってしまったがCDショップ店員が普段何をしているかが、少しでもイメージ出来れば幸いである。